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2025/05/04 15:45
YSLのロゴに名前があるって知ってましたか?
YSL(イヴ・サンローラン)のあのエレガントで大胆なロゴ。
Y・S・L の三文字が縦に美しく絡み合うデザイン──あれ、実は「カサンドラ」と呼ばれてるんです。
でも、ここで気になるのが「カサンドラってなに?」ってことですよね。
実はこれは一人のデザイナーの名前なんです。
その人物の名は――アドルフ・ムーロン・カッサンドル(Adolphe Mouron Cassandre)
彼は20世紀前半、ポスターアートやタイポグラフィの世界で一世を風靡したフランスのアーティスト。
彼の作品は今でも「グラフィックデザインの教科書」として語り継がれています。
1961年、若きイヴ・サンローランが自らのブランドを立ち上げたとき、ロゴ制作を依頼したのがこのカッサンドル。
そして彼は、ブランド名のイニシャル「Y」「S」「L」をスタイリッシュに縦に組み合わせる、まさに時を超える名作ロゴを生み出したんです。
やや長体のかかったフォントはエレガントで直線と曲線が支え合うように組み合わされています。
直線的でミニマルなデザインは、新たなファッションを生み出そうとしていたイヴ・サンローランの世界観と見事にマッチしていました。
つまり「カサンドラ」というのは、その天才デザイナーへの敬意。
ロゴがただのマークではなく、芸術とブランド哲学の融合であることを物語っているんですね。
YSLのロゴを見るたびに、「これは単なるブランドの記号じゃない。アートの結晶なんだ」と思うと、ちょっと気分が上がりませんか?
そう思うと普段のファッションが一段と楽しくなる気がしますね!
現在でもこのカサンドラを使用したアイテムがたくさん存在するので、ぜひチェックしてみてくだいさい!